2024/5/6
46歳皮膚科医が「美肌のために食べている食材」を紹介します。 Japanese ingredients for beautiful skin.
文字起こし(日本語)
皆さんこんにちは、友利新です。5月に入ってどんどん紫外線強くなってきてますね。これからの時期本当に肌にとっては過酷な時期になってくると思います。なのでスキンケアは少し前にですね、5月はこういったものをした方がいいよってお話ししましたが、食べ物っていうのもすごく大事じゃないですか。なのでこの時期からしっかりと食べておいていただきたい食材3つをご紹介しますので、内側からも外側からも綺麗になるようにこれを食べておけば今年の夏は美肌でいられるっていうような食材をご紹介しますので最後までご覧ください。
では早速一つ目はモズクです。モズクってね、あの海藻の一種じゃないですか。モズク酢みたいな感じでお酢漬けで食べたりとか、夏になるとさっぱりして食べやすいと思うんですが、私沖縄出身なので結構モズクって1年中食べてたんですけれども、モズクには美肌にも良い成分がたくさん入っています。
まず一つがですね、アルギン酸という成分になります。アルギン酸というのは保湿効果が高い海藻酸の一種なんですね。なのでそれをしっかりとることによって肌のバリア機能が増えていくことになります。紫外線が当たることによってシミを作ってくださいと指令がメラノサイトに行ってしまうということもあるので、やっぱり内側からバリア機能を整えるためにはアルギン酸がたっぷり入っているモズク、すごく適しているかなというふうに思います。
あとはですね、意外かもしれないんですがビタミンCも豊富に入っているんですね。ビタミンCといったら抗酸化、抗炎症ですよね。それによってバリア機能もそうですし、シミを作るということも抑えてくれたりとか、あとはビタミンCっていうのはコラーゲンとかの元にもなってきますので、紫外線が当たることによってコラーゲンとかエラスチンが分解するっていうことの助けにもなるのかなというふうに思います。
あとはですね、ベータカロテンといってビタミンAの前駆体にたくさん入っているんですね。ビタミンAっていうのは粘膜だったりの修復を叶えてくれるものになるので、やっぱり夏になるとビタミンA、C、Eっていうのはすごく大事になってきて、Eは入っていないんですが、ベータカロテンとビタミンCたっぷり入っているのはモズクなので、とっていただきたいかなと思います。
続いて2つ目がトマトです。おすすめはトマトジュースですね。トマトでぱっと思い浮かぶのはリコピンじゃないですか。リコピンが私たちの肌の炎症を抑えてくれたりとか、シミを予防してくれるんじゃないかっていうのはもうずっと前から研究がされています。
あとこれちょっと前なんですが、2011年の第29回美容皮膚科学会にはですね、トマトジュースを継続的に取ると目の下のシワっていうのが軽減できるっていうことも、カゴメさんは発表してるんですよ。リコピンっていうのはカロテノイドっていうものの一種で、やっぱり抗酸化作用が強いものなんですね。それによってまあメラニンの酸化を抑制したりとか、あとはシワを作ってしまうようなコラーゲンの分解酵素を抑制したりとか、逆にコラーゲンの合成を増やしたりとかっていうことが考えられるのかなというふうに思います。
ただトマトをそのまま食べるっていうのよりも私、ジュースがいいよっていうふうに話したのは、リコピンの吸収っていうものがすごく大事になってくるんですね。トマトって生のまま食べること多いじゃないですか。我が家でもサラダには必ず身にトマトが乗ってたりとか、あとカプレーゼみたいにトマトとモッツァレラで一緒に食べることも多いぐらい、味としても美味しいし見た目としても綺麗じゃないですか。なので生のまま食べることが多いと思うんですが、実はリコピンの吸収というふうに考えるとですね、熱を加えた方が吸収が2倍ぐらいになるっていうことが分かっているんですね。
なので生で食べるのもいいんですけれども、ジュースみたいにちょっと加熱をしたりとか、トマトスープみたいにしたりとか、そういうふうにちょっと加熱をしてリコピンをしっかり吸収するということもポイントかなというふうに思います。
あとですね、リコピンの吸収っていうのが加熱した方がいいって言ったんですが、加熱だけなかった場合、油と一緒に取るということはすごく大事なことになります。なのでドレッシングと一緒に食べるのもいいですし、さっき私、カプレーゼっていうもの、しますよって言ったんですが、その時必ずオリーブオイルをかけるんですね。そういった感じで油と一緒に取るっていうことも大事なので、なんか加熱したのが苦手だよっていう人はですね、必ず油と一緒に取るようにしていただくのと、あとちょっとこれ合わないんですけど、牛乳と一緒に取ると吸収率が高くなるってことも分かってるんですけど、いつ食べるかっていうこともすごく大事で、リコピン自体はやっぱり肌のメラニンの酸化を抑制してくれるっていうこともあります。抗酸化作用は強く高いので、できれば朝私は食べた方がいいんじゃないかっていうことも思ってたんですが、接種後の血中のリコピン濃度の変化量っていうことをカゴメさんが出しているんですけれども、昼とか夜に比べてですね、朝にトマトジュースを飲んだ方がリコピンの吸収がいいというデータを出してるんですよ。
これ何でかのメカニズムは書いていなかったんですけれども、紫外線にね当たったりするのは朝の方が多いわけじゃないですか。なので朝取っておくっていうのは理にかなっていると思うんですが、この時期っていうのは朝トマトを食べるとか、トマトジュースを飲むという習慣をつけていただければいいんじゃないかなというふうに思います。
続いて3つ目は発酵性の食物繊維です。発酵性の食物繊維とか、ルミナコイドとかって呼ばれるんですが、最近結構話題だと思うんですよね。食物繊維というと昔は不溶性と水溶性って言ってネバネバとか、あとはなんかごぼうみたいな硬いものみたいな感じだったんですが、今は食物繊維っていうのは大腸にしっかり届いて、そこで発酵されて腸内細菌の餌になる発酵性の食物繊維、ルミナコイドというものが言われています。
ルミナコイドにもたくさんいろんな種類があって、1個だけ偏ってしまうと大腸って長いじゃないですか。だからいろんな腸内細菌がいて、好きな発酵性の食物繊維が違うんですよね。だから1個だけ取るとですね、他の腸内細菌が「俺もご飯食べたいよ」みたいになるので、いろんなこの発酵性の食物繊維を取るということが大事になってきます。
これを総称してルミナコイドなんて呼ばれたりするんですが、例えば小麦とか小麦ブランに含まれているアラビノキシランっていうようなものだったりとか、大麦とか大麦粉に入っているベータグルカンとかですね。あと玉ねぎとかバナナに含まれている、卵焼化性のオリゴ糖。これもですね、発酵性の食物繊維の一つになります。
あとは芋類とかに入っているものは、レジスタントスターチと呼ばれていて、これもですね実は発酵性の食物繊維の一つなんですね。ごぼうとかラッキョウに入っているイヌリン、これも発酵性の食物繊維になります。
これで1個だけを食べてもさっき言ったみたいに大腸っていうのは長くて、そこにいる腸内細菌が好きなこの発酵性の食物繊維が違うので、例えば今日はオールブランみたいな小麦ふすまのアラビノキシランが入ったようなものを朝ごはん食べました。でも次の日は卵焼化性のオリゴ糖が入っているようなバナナ入れましたとか、あとはごぼうとかラッキョウのイヌリンを食べますとか、そういった感じで分けていただいて、いろんなものを朝昼晩でしっかりととっていくということがとても大事で、これ何が入っているのかなというふうに考えながら、たくさんの発酵性の食物繊維の種類をですね、食べていただくということがすごく大事かなというふうに思います。
ちなみにね、モズクもですね、発酵性の食物繊維の一つなので、モズクを食べるとですね、美肌にもなれるということになりますし、最近はオールブランみたいな小麦ふすまみたいなものもありますし、それがたくさん入っているような健康食品、この時期からしっかり飲んでおくこと、すごく大事なんですよね。
なぜ大事かっていうと、腸内細菌を整えることによって肌の水分量が上がります。肌の水分量が上がることによって肌のバリア機能がすごく高まるんですね。この時期はやっぱり紫外線が当たることによって肌のバリア機能が低下しますので、肌の水分量を自分の体の中から高めておくってこと、すごく大事なんですよ。
なのでスキンケアで保湿をするってことも大事なんですが、体の内側からバリア機能をしっかり整えておく。それによって紫外線が当たっても外敵刺激が来ても、炎症を起こさないようにするってことが大事なので、皆さんしっかりと、この時期はいろんなルミナコイド、いろんな発酵性の食物繊維を食べるようにしてください。
はい、ということで今日はこの時期から食べた方がいい美肌食材をお話ししました。発酵性の食物繊維だけいろんなものを言ってしまったんですけれども、他はね、手軽に取れるようなものばかりをご紹介したので、この時期はスキンケアもそうですけれども、やっぱり体の中からバリア機能を整えて、炎症を抑えるっていうことがすごく大事になってきますので、その観点から食事を実践いただければなと思います。
ということで今日も最後まで見ていただいてありがとうございました。また次の動画でお会いしましょう。さようなら。
Transcript (English)
Hello everyone, this is Arata Tomori. We've entered May and the UV rays are getting much stronger. This upcoming season is going to be a particularly harsh time for our skin. While I've already discussed skincare treatments that should be done in May, diet is also extremely important. So I'd like to introduce three ingredients you should definitely start eating from this season onwards. By eating these foods, you'll improve your skin from the inside out, and you should be able to maintain beautiful skin throughout the summer. So please watch until the end.
First up is mozuku seaweed. Mozuku is a type of seaweed. You might eat it as mozuku vinegar or find it refreshing to eat during summer, and since I'm from Okinawa, I've been eating mozuku year-round. Mozuku contains many skin-beneficial components.
First, there's a component called alginic acid. Alginic acid is a type of algae acid with high moisturizing effects. By consuming it properly, you increase your skin's barrier function. UV rays can trigger signals to melanocytes to produce melanin, so establishing a strong barrier function from the inside with alginic acid-rich mozuku is very suitable.
Also, perhaps surprisingly, mozuku is rich in vitamin C. Vitamin C has antioxidant and anti-inflammatory properties, which help maintain barrier function and prevent dark spots. Additionally, vitamin C is a building block for collagen, helping counteract collagen decomposition caused by UV rays.
Moreover, mozuku contains abundant beta-carotene, a precursor to vitamin A. Vitamin A helps repair mucous membranes. Summer makes vitamins A, C, and E particularly important. While mozuku doesn't contain E, it's packed with beta-carotene and vitamin C, so I recommend consuming it.
Next is tomato. I especially recommend tomato juice. When you think of tomato, lycopene comes to mind. Lycopene helps suppress skin inflammation and prevent spots—this has been researched extensively. Also, in 2011, at the 29th Japanese Society of Dermatological and Cosmetic Surgery conference, Kagome presented that regular tomato juice consumption can reduce under-eye wrinkles.
Lycopene is a type of carotenoid with strong antioxidant properties. It suppresses melanin oxidation, inhibits collagen-degrading enzymes that cause wrinkles, and promotes collagen synthesis.
However, I recommend juice over fresh tomatoes because lycopene absorption is crucial. We often eat tomatoes raw in salads or as caprese with mozzarella—it's delicious and beautiful. But for lycopene absorption, heat processing increases absorption by about twice. So while fresh is fine, heating tomatoes in juice form or tomato soup improves lycopene absorption significantly.
Regarding absorption, while heat is important, consuming it with oil is also essential. Pair it with dressing or—as I mentioned with caprese—always drizzle olive oil. For those who dislike heating, ensure you consume it with oil. Interestingly, consuming it with milk also increases absorption. Timing matters too. Lycopene suppresses melanin oxidation, and since UV exposure is strongest in the morning, morning consumption makes sense. Kagome's data shows blood lycopene concentration is higher when consumed in the morning compared to afternoon or evening. So establishing a habit of eating tomatoes or drinking tomato juice in the morning during this season is important.
Third is fermentable dietary fiber, also called luminal compounds. This has become quite trendy recently. Previously, we categorized fiber as soluble or insoluble—sticky or rough textures like burdock. Now we understand that dietary fiber reaching the colon gets fermented to feed gut bacteria. These fermentable fibers, called luminal compounds, are increasingly recognized.
Luminal compounds come in many types. Since the colon is long and contains diverse bacteria with different fiber preferences, consuming just one type means other bacteria go hungry. That's why consuming various fermentable fibers matters.
Examples include arabinoxylans in wheat bran, beta-glucans in barley, fructooligosaccharides in onions and bananas, and resistant starch in potatoes. Inulin in burdock and pickled vegetables also counts.
Since colon bacteria differ in preferences, variety is essential. Eat different types—oat bran with arabinoxylans one day, banana with fructooligosaccharides the next, then burdock with inulin. Thoughtfully varying your fermentable fiber sources throughout the day matters greatly.
Incidentally, mozuku is also a fermentable fiber, so it contributes to beautiful skin. Products like oat bran are available, and consuming these health foods regularly from now on is crucial.
Why? Because healthy gut bacteria increase skin moisture. Higher skin moisture dramatically improves barrier function. Since UV rays weaken barrier function this season, boosting skin moisture from within is essential. While skincare moisturizing is important, strengthening barrier function from inside is equally vital. This way, UV exposure and external stressors won't cause inflammation. So please consume various luminal compounds and fermentable fibers this season.
So today I've discussed beautiful skin foods to eat this season. While I mentioned many fermentable fibers, the others are easy to obtain, which I've highlighted. Remember, this season demands internal barrier support alongside skincare to suppress inflammation. Please practice these dietary approaches.
Thank you for watching to the end. See you in the next video. Goodbye!
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